今日は毎年恒例、ガンベロロッソが主催で最高品質のイタリアワインが揃う、トレビッキエーリ試飲会が開催されましたので偵察&勉強がてら行ってきました。
そもそもガンベロロッソ(Gambero Rosso)とはなんぞや、ということですが、イタリアのグルメ専門誌で、その中でワインや食材のレーティングを行なっています。
このレーティング、イタリアワインや食材ではかなり権威というかマーケットに対しての影響力があり、各国で売り文句に2016年度トレビッキエーリ受賞!みたいな感じで宣伝文句に使われています。
なおワインの場合は最高がトレビッキエーリ(Tre Bicchieri)=グラス3つという表現になります。
星3つ!みたいな感じですかね☆☆☆
ということでトレビッキエーリを指標にすればある一定以上の美味しいワインにありつける、ということになります。
で、実際に飲んできた感想。
全体的なレベルとしてはやはり一定以上の高いクオリティを満たしている、という点において疑う余地はありません。ただ「最高にうまい!」というレベルのものはなかなか無い、というのが率直な感想でした。
イタリア人ワインソムリエのルカともよくこの辺は話題になるのですが、私がこう感じる理由として、
- イタリアからや国内の輸送によりワインのバランスが崩れている
- 会場への搬入も多分当日に行われているのでこの辺はなかなか厳しいところです。
- 抜栓してからの時間が短すぎる
- これも搬入などの問題に起因しますが、基本的に良いものになればなるほど抜栓からの味の変化、盛り上がりの振れ幅が大きくなります。
なので抜栓からの時間があまりとれないようなこうしたイベントでは厳しい環境にならざるを得ません。
- これも搬入などの問題に起因しますが、基本的に良いものになればなるほど抜栓からの味の変化、盛り上がりの振れ幅が大きくなります。
- 純粋にワインのレベルだけで選考されているのか?
- あくまでも推測です。
販売業者としては無責任なことは言えませんが、これに限らずよく出てくる話です。
いわゆる大人の事情、というやつ。
ここを疑いだすとキリがないのですが、そう疑ってしまうレベルのものも入っているのは事実でイタリアのワイナリーの人たちは結構そういう話をしています。
- あくまでも推測です。
まあ大人の事情が有るか無いか、というのは分かりませんがテイスティング会場でMAXのクオリティを出し切るというのは不可能に近いと思いますので、そこは下駄を履かせて判断するしかありません。
とは言え冒頭でも話しましたがトレビッキエーリを取っているかどうかというのは、とても分かりやすい指標の一つではあります。
そしてトレビッキエーリを取っていなくても素晴らしいワインは山ほどあることはお忘れなく^^