12月2日(日)、トスカーナ・モンテプルチアーノのワイナリー”ラ・カゼッラ”のオーナーのアルベルト氏を招いてのメーカーズ・ワインディナーを開催しました。
場所は湘南・二宮町にある家庭的なイタリアンレストラン”Rustica”さん。
普段からカーサブォーナ のワインを使っていただいていて、東京からの観光帰りのお客様もわざわざお立ち寄りになる美味しいイタリアンを提供されているレストランです。
イベントは有難いことに告知から早々に予約で満席となりました。
まず冒頭にアルベルトさんがご挨拶。
La Casellaはイタリア中部のトスカーナにあるワイナリーで、DOCGにも指定されている高級ワインのノビレ・ディ・モンテプルチアーノを中心に数種類のワインを製造しています。
また彼らは早くから有機栽培でブドウを栽培していて、ワインもこの地域に自生する野生酵母で発酵させ、さらに亜硫酸塩の使用を最小限に抑え、本来のワインの風味をダイレクト表現するワイン作りを心がけています。
*亜硫酸塩は元来醸造時にも自然発生しますが、保存用として多くの亜硫酸塩を加えると本来の風味を損なうばかりでなく健康にも悪影響を及ぼすと言われています。
お料理は常に美味しいイタリアンを探求しているRusticaのシェフ・谷川さんが、事前にLa Casellaのワインと相性抜群のものをセレクトされています。
それではお料理とワインのご紹介。
〜 Antipasto 〜
クロスティーニとサラミ盛り合わせ(鶏レバーのクロスティーニ、白いんげん豆とラルドのクロスティーニ、トスカーナサラミ、コッパ)
ワインはエミリアロマーニャの自然派ワインの生産者”ルチアーノ・サエッティ”が手がける赤の弱発泡ワイン”ランブルスコ”。
La Casellaはフリッツァンテ(弱発砲ワイン)を生産していないのでここだけは別生産者となりましたが、サエッティのランブルスコはサラミやコッパとの相性は抜群です。
〜 antipasto 〜
魚介の前菜盛り合わせ(赤イカのヅィミーノ風、天使のエビのリヴォルノ風、ホタテとスペルト小麦)
合わせたのは白ワインの”デオダート・ビアンコ”。(ここからはLa Casellaのワインです)
トレッビアーノ、マルヴァシア、グレケットの3種類のブドウをブレンドしたワインで、爽快な果実味と酸味がバランスよく感じられ、魚料理との相性は抜群です。
〜 primo piatto 〜
自家製ソーセージとキノコのトマトソース和え自家製ピチ
こちらはLa Casellaのベースの赤、ロッソ・ディ・モンテプルチアーノと。
キノコと濃厚なトマトソースのピチ(パスタ)の味わいを、果実味豊かなこの赤ワインが盛り立てます。
ちなみにピチはトスカーナの伝統的な太麺のパスタです。練り上げた小麦粉をパスタ状にするときに両手でヨルようにして延ばしていくのですが、その動作をpici(ピチ)と言っていた事からこの名前がついたという事です。
(注)イベントにいた2人のイタリア人から聞いた話で「よく分からないけど、、」という前置き付きですので間違っていたらゴメンナサイ、、
〜 secondo piatto 〜
イノシシの赤ワイン煮込み
いよいよメインの登場です。
La Casellaのフラッグシップ、ノビレ・ディ・モンテプルチアーノが合わされます。
豊かな果実味とエレガントなニュアンス、角が取れた柔らかい風味で余韻も十分に楽しめるフルボディの赤ワイン。
しっかりとした味わいのイノシシ肉との相性も抜群です。
〜 dolce 〜
栗の粉のカスタニャッチョとリッチャレッリ
こちらは今回のイベントに合わせて限定で輸入したデザートワインの”ヴィンサント”が合わせられます。
濃縮された果実味と程よい甘みが感じられ、余韻もしっかりとしたヴィンサントは、やはりしっかりとした味付けのドルチェとの相性はとても良いです。
お客様からも強く常時在庫を持って欲しい、という有難いご要望をいただきましたので今後検討していきたいと思っています。
*ドルチェだけ写真撮り忘れました、スミマセン!
今回もRusticaさんには大変ご協力いただいて全5種類のワインをメニューにしていただきました。
単純に計算しても5杯のグラスワインですからボトル1本弱をお楽しみいただいたことになりますが、さすがワインloverの皆さま。
軽くほろ酔い気味にあっても美味しいお料理と共にとてもご満足いただけたご様子でした。
我々スタッフもお客様と色々なお話をさせていただいたりと、とても楽しく過ごさせていただきました。
ご来店いただいたお客様、オーナーシェフの谷川ご夫妻、ありがとうございました!