イタリア生産者訪問 2016 〜 day 5 〜

10月30日より11月5日まで、イタリアの生産者を訪問してきました。

5日目の今日はフリウリ・ヴェネツィアジューリアからピエモンテまで、一気に移動して、ピエモンテのワインの作り手である「クラウディオ・マリオット」にやってきました。

このワイナリー、外観は我々日本人がイメージするワイナリーと違って倉庫のようですが、とにかくワイン造りがめちゃくちゃ上手です。
美味しいワインが作れれば建物の外観とかどうでもいいでしょ、と言う気概が感じられます。

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まだカーサブォーナのサイトでは販売していませんが(近々販売開始します!)、特にピエモンテの地場品種であるティモラッソが素晴らしいです。

ちなみにこの日や翌日に行ったレストランでもクラウディオマリオットのティモラッソは最高だ、と地元でもかなり有名になるくらい美味しいワインを作っています。

先日の伊勢丹新宿店のイタリアフェアでも凄い人気でした。

そんな凄いワインを造る人はどんな人なんだ!ととても気になっていたわけですが、やはりとても研究熱心で凝り性な人でした。

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この人がクラウディオさんです。
ただ料理しているだけなのにやたら眼光の鋭いこの人がワイン造りの名人です。

彼のブドウ畑はこんな丘陵地帯の日当たりの良い場所にあって、地場品種のティモラッソやクロアティーナを作っています。
そして畑は目下拡大中です。

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畑の案内はそこそこに、ワイナリーの事務所というか大広間?みたいなところに案内されるなり、彼のワインと料理でもてなしていただきました。

まぁ彼のワイナリーの近くに着いた時にお昼ご飯食べてないから少し食べてから行きますと電話したら、作ってやるからすぐ来なさいと言われたので私たちがおねだりしたのも同然なのです。

それにしてもこちらの大広間?に置いてあるいろんなワイン、数と種類がハンパないです!

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ちなみにこちらが彼のワイン。
まだまだ沢山作っていますがこちらは両方とも赤ワインで左がバルベーラ、右がクロアティーナで、どちらもこの地域では盛んに作られている品種ですが、果実みが豊かでエレガントな味わいに仕上げられています。

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我々はワインを飲みながら彼が目の前にあるキッチンで料理を作っているのを待ちます。

そう言えばいま思い出しましたが、なんとなくの流れで彼のワイナリーではいわゆるテイスティング(口に含んで吐き出すような感じの)は行いませんでした。
彼もそう言ったテイスティングに私たちを導きませんでしたし、私たちも普通に飲んでしまいました。不思議です。。

そしてこちらが彼の料理第一弾。
少し手をつけてしまいましたがこのトリッパと豆の煮込み、相当美味しいです!
こんなトリッパを出してくれるトラットリアが日本にあったら間違い無く人気爆発でしょう。

トリッパを皿に盛り爆笑しながら「美味しく味付けしようとしてたら結局ティモラッソ(お高いやつ)を1本使っちゃった〜!」なんて言ってるあたりはかなりのツワモノです。

これを屋台とかでよく使っている使い捨てのお皿に出してくれるところなどはとても彼らしいです。まぁ洗うのが面倒なだけなんでしょうが(笑)

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実は彼は醸造家にしてかなりの美食家でもあり、ピエモンテのサラミの品評委員なんかもやっているそうです。
品評の時にもらったというサラミも日本ではナカナカお目にかかれないレベルの素晴らしいものでした。

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そしてとどめは牛肉のカルパッチョ。
皿に盛った後一生懸命に何かをかけてくれていますが何でしょう?

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正解はこちら。

黒トリュフです。

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このカルパッチョのひき肉ですが全く臭みがなく、それほど重みも感じずで、一緒に出してくれた彼の赤ワイン「バルベーラ」のしっかりした味わいとの相性は抜群でした。少しお腹が一杯だったのが帰国した今となっては悔やまれるところです。。

食後はなぜかサッカーゲーム。

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最初はマリオットさんが調子良かったのですが、こちらが勝ち始めるとだんだん眼光が鋭く。。
勝ち逃げは許さないぜ!という雰囲気が漂ってきましたが30分くらいで試合終了。
あ、この後ろにも彼のワインコレクションがたくさん写ってますね。

ワイン造りも料理も遊びも、すべて本気で取り組む姿に、この素晴らしいワインが生まれるんだと実感したクラウディオ・マリオットさんでした!