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La Casella (ラ・カゼッラ) 社のワインディナー
Buon Giorno!
皆さんこんにちは!
店長の渡辺です。
今週は月曜日から水曜日まで、サイトでもご案内していたように、イタリア中部、トスカーナ州のモンテプルチアーノにあるワイナリー、La Casella(ラ・カゼッラ)社のワインを中心としたワインディナーを、都内のレストラン3カ所で開催してきました。
本日は白金にあるレストラン、Biffi Teatro(ビッフィ・テアトロ)で開催された時の様子をご紹介したいと思います。
Biffi Teatroは白金の外苑西通りに面した素敵なイタリアンレストランです。
シェフの後藤さんは、イタリアのウンブリアとシチリアで修行を積まれていて、昨年はなんと在日イタリア商工会議所が主催するイタリア料理コンクールで優勝した実力の持ち主!
ワインディナーは、まず今週来日しているLa Casella社のオーナー、Alberto(アルベルト)氏のご挨拶からスタート。
La Casellaのあるトスカーナ南部のモンテプルチアーノについてや、ワイナリーや葡萄畑の紹介など普段なかなか聞けない様なお話をスライドを交えてしていただきました。
※イタリア語の通訳はシェフの後藤さんが自ら担当!
そしてこちらはイタリアでソムリエの資格を持つLuca Brozzi(ルカ・ブロッツィ)氏。
多くのワイナリーや、イタリアのワイン事情を熟知していて、カーサブォーナ(CB)のラインナップは彼が中心となってセレクトしています。
さて、今回のワインディナーには5種類のワインが用意されています。
右側の3本が今回の主役となるLa Casella社のワイン。
左の背の高い順から、
- Vino Nobile di Montepulciano DOCG 2007 Reserva(ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ リセルバ)
- Vino Rosso di Montepulciano DOC 2011(ヴィーノ・ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ)
- Vin Santo(ヴィン・サント)
Vino Nobile di Montepulcianoは、80年代にイタリアでワインの格付け制度が生まれた時、最上級の格付けであるD.O.C.G.に選ばれた1銘柄。
その時に選ばれたのは僅か4銘柄で、Vino Nobile以外はバローロ、バルバレスコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとそうそうたる銘柄です。
Vin SantoはCBでの取扱いはまだ行っていないですが、トスカーナを代表するデザートワインです。
こちらのヴィンテージ(生産年)はなんと1994年!
樽で10年、さらに瓶詰めして10年寝かして長期熟成させています。
そして左側の2本。
こちらはLa Casellaではないですが、スターターに合わせるワインとしてセレクトされました。
どちらもCBではお馴染みですが、
Maje Pigatoは爽やかな果実味が楽しめてスッキリとした味わいながらも、しっかりとしたボディの白ワイン。
Rosso Violaはイタリアを代表する弱発泡ワインのランブルスコで、どちらも大変魅力的です。
さて、前置きが少し長くなってしまいましたが、先ずは前菜から。
前菜は冷、温の2種類が用意されました。
1品目はタスマニアサーモンのアグロドルチェと、茄子とリコッタチーズのクレマ。
こちらは白のMaje Pigatoと合わせて頂きましたが、サーモンとワインの爽やかな味わいがとてもマッチしていました。
温前菜の方はレンズ豆とスカンピ海老、カリフラワーのズッパです。
このスープは冬に食べると体が温まりますよね。
合わせられたワインはランブルスコのRosso Viola。
Rosso Violaは久しぶり(と言っても数週間ぶりくらい?)に飲みましたが、口当たりも良くお酒のあまり強く無い方でも爽やかにお楽しみいただけます。
ちなみにこのワイナリーのSaettiは葡萄の栽培だけでなく醸造工程でも亜硫酸などの添加物を出来るだけ加えないと言う自然な形にこだわっています。
この辺りのお話はまた後日させていただきます。
そしてPrimo Piatto(プリモ・ピアット)はパスタです。
太麺パスタ”ピチ” 七面鳥のラグーソース。
ここでLa Casella社のベースの赤となるVino Rosso di Montepulcianoが登場です。
フルーティで果実味が感じられながらもしっかりとした味わいで、少し重めのラグーソースにも良く合います。
このピチという料理はモンテプルチアーノのある南トスカーナ地方の郷土料理で、オーナーのAlbertoさんもまさかここで食べられるなんて!と感激していました。
さて、いよいよメインSecondo Piatto(セコンド・ピアット)の登場です!
黒毛和牛のアッロスティート グリーンペッパー風味のソース。
すでにおいしい料理とワインの組み合わせでかなり満足ですが、肉好きの自分としてはたまらない味わいでした。
柔らかくジューシーな牛肉とグリーンペッパー風味のソース。
そしてここで合わせられたのはVino Nobile di Montepulcianoです。
フルボディですが、まろやかで調和の取れた深い味わいが、肉の旨味を一層引き出してくれます。
最後はDolce(ドルチェ)で締めくくりです。
チョコレートのテッリーナ ヘーゼルナッツのジェラート添え。
カカオの比率の高いチョコレートとジェラートがとても良く調和していて、甘すぎず美味です。
ここで合わせられたのがデザートワインのVin Santo。
デザートワインなのでアルコール度数も15%と高めですが、適度な甘みもありDolceと合わせることにより更に美味しくいただけました。
CBで販売しているワインは普段から自信を持ってお勧めさせていただいておりますが、美味しい料理と合わせることにより、相乗効果でさらにワインの味も引き立って楽しめる、そんなワインディナーだったと思います。
様々なワインと、それにマッチした素晴らしいお料理をお楽しみいただけるこのイベント。
内容的にはお値段以上にご満足いただけますので、今回お越しいただけなかった皆様も次回開催時には是非ご参加ください!
- 2013.10.18
- 09:41
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