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"Risic Blanc" Venezia Giulia IGT NV （リシックブラン）

「リシック・ブラン」は、ピノグリージョとマルヴァシアを酸化熟成させて作り上げた、ユニークで個性的な白ワインです。

このワインが生まれるきっかけとなったのは、生産者が酸化熟成で知られる マルサラ、ジュラ、ロワール のワイナリーを訪ねた時の事。
酸化熟成させたワインの虜になり、こう言ったワインを作りたいというアイデアにかられ、シェリーの熟成などに使われる ソレラシステム* を参考に、この地域に合った独自のスタイルで造ったワインです。

ピノグリージョは2008年から2015年まで酸化させたワインもブレンドしています。

葡萄の樹齢は約15年、セメント槽と古いバリックで発酵。
その後セメント槽と古樽で熟成させ、さらにノンフィルターで瓶詰め後、１年間熟成をさせていますので、高次元でバランスのとれた深みのあるエレガントな仕上がりになっています。

年間生産本数2000本、また亜硫酸塩含有量：50mg/l以下に抑えています。

白い花、アニス、白コショウなどのニュアンス、ドライでミネラルが感じられる白ワインです。

*ソラレシステムとは？
マルサラやシェリー酒などと言った酒精強化ワインの熟成に使われる手法です。
通常のワインは収穫年ごとにそれぞれの樽にいれて熟成をさせますが、シェリー酒などの場合は安定した品質や個性を保つために、異なるヴィンテージのワインがブレンドされていきます。
例えば一番古いヴィンテージの樽の中身を一部抜いて出荷します。そうすると樽の空いたスペースにはその次の年の樽から抜いたワインを足していきます。これを新しいヴィンテージになるまで繰り返していきます。
こうする事によってヴィンテージ毎の差が出来づらくなり、安定した品質とキャラクターの製品を出荷することが出来るのです。

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Villa Job （ヴィッラ・ヨブ）

Villa Job（ヴィッラ・ヨブ）はイタリア北東部のフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州、ウディネ近郊にあるワイナリーです。

３０代のアレッサンドロ・ジョブが、祖父が所有していた6.5haの土地とワイナリーでワイン造りを始めました。

生産者のアレッサンドロはロワールやトスカーナのワイナリーを巡りながらワイン造りを学び、2017年からは妻のラヴィニアが加わり２人でワイン造りをしています。

２人とも元々は別の専門分野で仕事をしていましたが、短期間ながらもテロワール（土地）のポテンシャルを理解し、造り手の考えを表現したワイン造りを行なっていて、特に自然派ワインの生産に力を注いでいます。