有機栽培
Convenio Lazio Merlot I.G.P. 2019
(コンヴェーニオ・ラツィオ・メルロ I.G.P. 2019)
火山性土壌、南東向きの畑に植わる樹齢10数年のまだ若いメルロー。
9月初旬に手摘みで収穫。その後除梗し、ステンレスタンクにて7-8日間かけて25‐30度でアルコール発酵を行っています。
全てステンレスタンク醸造を行い澱引きを行った後、18ヶ月間の熟成を経てごく軽い清澄とフィルター掛けの後に瓶詰めしています。
同社の赤は、スタンダードレンジである”コンヴェーニオ”シリーズではメルローとシラーがレギュラーのラインナップになっています。
2019年はメルローの出来が堅調で卒なく、コスパにも優れています。
ミディアムボディのバランスの取れた、きめ細かなテクスチャーを持つ酒質に仕上がっています。
品番 | CC-5 |
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種類 | 赤ワイン |
生産地 | イタリア、ラツィオ州 |
ビンテージ(生産年) | 2019 | 香り | ベリーやペッパーのニュアンス |
味わい | ミディアムボディ バランスの取れた、きめ細かなテクスチャーが感じられます |
葡萄の種類 | メルロー種 100% |
飲み頃温度 | 16~18℃ |
料理 | 生ハムやチーズ、グリルの肉料理やビーフシチューなど |
アルコール度数 | 13% |
亜硫酸塩 含有量 | 70mg/L |
内容量 | 750ml |
有機ワイン
自然農法
Casale Certosa(カサーレ・チェルトーサ)
「フラスカーティ」に代表される大量生産のテーブルワインの産地として、ローマ近郊のワイン生産エリアは長らく同市内で消費されるカジュアルなワイン醸造が主流でした。
2000年代以降は幾つかの高品質志向の造り手が、大手に比べれば圧倒的な少量生産で興味深いワインを産み出すようになりました。
ローマ南東部のカステッリ・ロマーニで1960年代から葡萄栽培を開始した「カサーレ・チェルトーサ」もその一つで、コスミ家の家督を父から継いだアルベルトとファウストのコスミ兄弟によって営まれています。
2000年から自分たちの手でボトリングを開始し、2004年には有機認証を取得、2011年からはビオディナミ農法への取り組みを始め、500番と501番のプレパラシオンの使用を開始しました。
醸造においても、天然酵母の使用と出来る限り低量の亜硫酸塩使用、さらにフィルタリングを軽くするような試みを継続しています。
現在既に60歳近い1950年代生まれの兄弟ですが、彼らのコンセプトは自然のままに「シンプル」であるということ。
カステッリ・ロマーニ原産の地品種である「マルヴァジア・プンティナータ」と「トレビアーノ・ジャッロ」とともに、国際品種である「メルロー」や「シラー」なども栽培していますが、そのいずれにおいても一口飲めば彼らの言う”自然なシンプルさ”をよく理解できる筈です。
現在は年間4万本程度の少量生産で素朴でピュアなワインを産み出しています。