有機栽培
Convenio Lazio Malvasia Puntinata I.G.P 2020
(コンヴェーニオ・ラツィオ・マルヴァジア・プンティナータ)
火山性土壌に植わるこの地を代表する品種であるマルヴァジア・プンティナータから作られたオーガニックの白ワイン。
収穫した葡萄は除梗後ステンレスタンクで24時間のマセレーション。
その後圧搾し、天然酵母により自然にアルコール発酵が開始させています。
発酵終了後に重く固まった澱を一旦取り除いた上で、細かい澱のみを残して8‐9ヶ月間のシュールリー熟成を経て、ごく軽くフィルターを掛けてから瓶詰めしています。
火山由来の独特の固めのミネラルが感じられ、この地の典型的で良質なマルヴァジア・プンティナータに仕上がっています。
短いマセレーションによって若干の厚みを増した酒質は、程良く中庸なボリューム感で安定感は極めて高い白ワインです。
品番 | CC-4 |
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種類 | 白ワイン |
生産地 | イタリア、ラツィオ州 |
ビンテージ(生産年) | 2020 | 香り | 梨や柑橘系のフルーツのニュアンス |
味わい | 辛口 ミネラルが感じられ中庸なボリューム感 |
葡萄の種類 | マルヴァシア・プンティナータ種 100% |
飲み頃温度 | 8~12℃ |
料理 | チーズやパスタ、魚料理、鶏や豚の料理など |
アルコール度数 | 13% |
亜硫酸塩 含有量 | 70mg/L |
内容量 | 750ml |
有機ワイン
自然農法
Casale Certosa(カサーレ・チェルトーサ)
「フラスカーティ」に代表される大量生産のテーブルワインの産地として、ローマ近郊のワイン生産エリアは長らく同市内で消費されるカジュアルなワイン醸造が主流でした。
2000年代以降は幾つかの高品質志向の造り手が、大手に比べれば圧倒的な少量生産で興味深いワインを産み出すようになりました。
ローマ南東部のカステッリ・ロマーニで1960年代から葡萄栽培を開始した「カサーレ・チェルトーサ」もその一つで、コスミ家の家督を父から継いだアルベルトとファウストのコスミ兄弟によって営まれています。
2000年から自分たちの手でボトリングを開始し、2004年には有機認証を取得、2011年からはビオディナミ農法への取り組みを始め、500番と501番のプレパラシオンの使用を開始しました。
醸造においても、天然酵母の使用と出来る限り低量の亜硫酸塩使用、さらにフィルタリングを軽くするような試みを継続しています。
現在既に60歳近い1950年代生まれの兄弟ですが、彼らのコンセプトは自然のままに「シンプル」であるということ。
カステッリ・ロマーニ原産の地品種である「マルヴァジア・プンティナータ」と「トレビアーノ・ジャッロ」とともに、国際品種である「メルロー」や「シラー」なども栽培していますが、そのいずれにおいても一口飲めば彼らの言う”自然なシンプルさ”をよく理解できる筈です。
現在は年間4万本程度の少量生産で素朴でピュアなワインを産み出しています。