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Orto Tellinum (オルト・テッリヌム)
イタリア北部、ロンバルディア州ソンドリオ県北部スイス国境に接するアルブス山中にあるバルテッリーナ地域で多くのブドウ畑は急斜面にあります。
この地域でのワイン造りの歴史は古く、Orto Tellinum も何世代にも渡り長年自己消費用にワイン造りをしてきましたが、2018年に初めて1200本のワインをリリースしました。
造り手であるジョナサン・フェンドーニの活動はワイン造りに留まらず、過疎化の進む地域の伝統文化を守り再生を志しています。
ワイン醸造やソムリエの教育は一切受けておらず、お祖父さんから得た知識とテイスティングを繰り返し試行錯誤した結果できたワインです。
ワインの名前にもなっている「TZERB(ツェルブ)」は「栽培放棄された土地」という意味で、彼の祖父から譲り受けた畑の他に、他の祖父が栽培を放棄した土地も再生してワイン造りをしています。
自分でできる範囲以上のことはするべきではないと考えから、機械の力を借りず栽培も醸造もすべて人力で行なっています。
多くのツェルブ(栽培放棄された土地)が再生され地域が活性化されることを目指しており、お祖父さんから受け継いだ知識を共有するため、バルテッリーナにおけるブドウの栽培方法を教えるコースを定期的に開いています。
またワインの生産だけでなく、蕎麦や固有品種の芋なども栽培しています。
トータル栽培面積は2haで、うち1.5haがブドウ畑で、0.2haが彼の所有する土地です。
年間生産本数は僅かに合計4000本。
ブドウはすべてプレ・フィロキセラです。